敏感肌がかゆみを引き起こすのはなぜ?ケアと対策方法をご紹介

敏感肌を気にする人

「敏感肌でかゆみが気になる」「ときどき顔がかゆい」……。

こういった症状に悩まされていませんか? 肌のかゆみは不快なだけではありません。かきこわして肌を傷つけてしまえば、症状を悪化させてしまう恐れもあります。

なぜ肌はかゆくなってしまうのでしょうか? また、かゆみはどうすれば抑えられるのでしょうか?

特に季節の変わり目やトラブルによって肌が敏感になっているときには、かゆみを感じやすいもの。慢性的な敏感肌を感じている方ならば、常にかゆみに悩まされているかもしれません。

敏感肌によるかゆみが起こる原因と対策について、この機会にぜひ知っておいてください。

なぜ敏感肌だと肌がかゆくなるのか?

私たちの肌は、埃や紫外線、乾燥などの外的な刺激から、肌のバリア機能によって常に守られています。

肌表面にある角層が、水分と脂質によってすき間なく埋められ、さらに皮脂膜を覆うことで、肌の健康を守っているのです。

※バリア機能については下記の記事で詳しく紹介しています。

肌のバリア機能

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そしてこのバリア機能が低下する、または壊されてしまうことにより、外的な刺激から肌を守ることが難しくなります。少しの刺激でも敏感に反応し、かゆみを引き起こすようになってしまうのです。

特に角層の保水力が低下すると、肌表面が乾燥してかゆみを感じる神経線維が敏感に反応するようになります。ヒスタミンと呼ばれるかゆみを起こす物質が働き始め、肌がかゆいと感じるようになっていくのです。

経験がある方も多いかもしれませんが、指や爪でかいてしまうと、よりかゆさを感じることもあります。これは、皮膚をかくとヒスタミンが分泌されてしまうからです。

皮膚をかいてしまい、その刺激で炎症が起き、さらにかくことで悪化していくという繰り返しによって、肌トラブルが発生することもあります。

かゆみが起きる主な原因は何?

かゆみの原因は、バリア機能の低下から発生することが分かりました。

つまり、敏感肌を引き起こすものは、そのままかゆみを引き起こす原因ともなるのです。

  • 外的な空気による乾燥
  • 紫外線
  • 洗いすぎと間違ったスキンケア
  • 偏った食事による栄養不足
  • 過度の飲酒や喫煙
  • ストレス
こうした要因が肌のバリア機能を低下させ、かゆみを発生させているのです。

それぞれについて詳しく書いている記事があるので、思い当たるものがある方は併せてご確認ください。

紫外線

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肌のかゆみを放っておくとどうなる?

「ただのかゆみ」と思って、放置してしまえばどうなるでしょうか? 常に肌をかき続けることによって、肌はますます炎症を起こしやすくなってしまいます。

バリア機能が働かないまま、紫外線や冷たい空気による強い刺激に肌をさらすことになるのです。

ウイルスや細菌などの異物が入りやすくなり、治療を必要とする皮膚疾患を起こす可能性が高くなってしまいます。

肌のかゆみは、肌が健康な状態を維持できなくなったサインです。「病気ではないから」と見逃さず、肌の状態を観察しながら、適切なケアや対策を行うようにしましょう。

肌のかゆみを抑えるケアと対策法

スキンケアクリーム

敏感肌によるかゆみを抑えるためには、敏感肌を改善させるようなケアを行っていくことが重要になります。

スキンケア商品やスキンケア方法を変えて、バリア機能を復活させることで、かゆみが抑えられていくでしょう。すでにかゆみを感じているときには、薬の基材としても使用されるワセリンなど、低刺激なものを使用してケアを行うのがおすすめです。

かゆみを抑えるスキンケア手順

強い刺激を与えないことが必須のため、クレンジングや洗顔時には、指で肌をこすらないよう気をつけてください。肌にすばやく塗布し、サッと顔全体になじませるスピード感が大切です。

メイクを落とすクレンジング剤は、肌にとっては強い刺激となるため、時間をかけてゆっくりとなじませるケアは避けるようにしましょう。

洗浄剤が残らないように丁寧にすすぎ、タオルに水分を吸わせるように、優しくオフします。

スキンケア時にも、指でこすったり、肌を強く叩いたりしないように注意しましょう。手で優しく押さえるように塗布し、水分と油分をバランスよく与えます。

たくさんのアイテムを使用することも、デリケートな肌にとっては負担になります。少ないアイテムを丁寧になじませるケアを心がけてください。

入浴後のケアにも注意

かゆみを抑えるためには、入浴後のケアにも気を配ることをおすすめします。

肌表面の水分や皮脂膜が奪われてしまっている入浴後は、肌のバリア機能が壊されやすいとき。タオルで水分をオフしたら、すばやくスキンケアやボディケアを行いましょう。

また、洗顔時同様に、熱いお湯に長く浸かる入浴習慣や、ゴシゴシこするクセを見直すと、肌のかゆみを防ぐ効果が期待できます。

かゆみを感じたらどうすればいい?

肌について悩む人

ケアに気を付けていても、肌はかゆみを感じてしまうことも。特に敏感肌を抱えている方は、すぐには解消されないこともあります。

やはり、皮膚を爪でかいてしまうのはよくありません。冷水で濡らしたタオルやハンカチでくるんだ保冷剤などを肌に当て、クールダウンさせてください。

異常を感じた場合には、我慢せずに医療機関へ

かゆみがどうしても我慢できない、全身にかゆみを感じるという場合には、皮膚炎などの症状を発症している可能性があります。

異常を感じる場合には、すみやかに皮膚科などの医療機関を受診してください。

まとめ

敏感肌のかゆみは、肌のバリア機能が低下し、外からの刺激に敏感に反応することによって起こります。

そのため、スキンケアや食生活、ストレスなどに注意して、敏感肌を改善するような生活を送ることで、かゆみも抑えられていくでしょう。

敏感肌によるかゆみを放っておけば、かきこわして炎症を起こしてしまう危険性もあります。ぜひ毎日のケアを見直し、快適ですこやかな肌を育てていきましょう。